モンフェッラ―ト・ロッソ・チエッレ DOC― リナルディ社
ピエモンテ州の料理は農民の伝統に由来する力強く説得力のある味わいに優雅な洗練さをも加味した複雑な味わいが特徴です。この料理にピッタリのワインを組み合わせれば至福の時が訪れること請け合いでしょう。
ピエモンテ州は高級のワインの生産地として世界的に有名です。
リナルディ社は、アクイ・テルメ市近くのアルト・モンフェラートの丘にあるリカルドーネに位置しています。バッソ・ピエモンテ (ピエモンテ州南部)は最も貴重なワイン・エリアの1つで世界中で最高級の最も有名なワインが生産されています。
家族経営のリナルディ社は1961年にオレステ・リナルディ氏により創業、現在は彼の息子アンドレア・リナルディ氏が継いでいます。ワイナリーは品質の高い製品を提供するために伝統的なワインの生産方法と新しい技術/テクノロジーを組み合わせるように努力をしています。味、香りと品質はもちろんラベルに至るまで注意を払っています。ラベルの賑やかの色からもワインの味わい、飲んだ際の複雑な感情を表現しお客様にお伝えしたいと考えています。リナルディ社は感情にまで語り掛けるワインを目指しているのです。
モンフェッラートは、イタリア・ピエモンテ州トリノの南西に位置するアスティ県・アレッサンドリア県の広い範囲をカバーする丘陵地帯でワインのDOCの名称にもなっています( DOCとはデノミナツィオーネ ディ オリジネ コントロッラータ 統制原産地呼称ワインの略。すべての生産過程において規定された必要条件を満たしているかどうかの審査に通ったワインのことである)。
モンフェッラートで DOC に認定されているブドウ品種はバルベーラ、カベルネ・ソーヴィニョン、ドルチェットです。
以前はこの地域では主に気軽な発泡ワインのみが生産されていて同じピエモンテ州のアスティ・ランゲ地域のワインに比べ価格評価は低かったのです。その後革新的な当地のワイン・メーカーの努力によりカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、ネッビオーロ、バルベーラ等のブドウ種のブレンドの試みが高く評価され1994年以降この価格不均衡が是正されました。
リナルディ社の2018 モンフェッラ―ト・ロッソ・チエッレ DOCはカベルネ・ソーヴィニヨンとバルベーラのブレンドです。ビンテージによりバルベーラの配合は変わります。ワインの名前Celleチェッレ「細胞」はリナルディのブドウ園の名前でもあります。現在チェッレの意味は「刑務所」のことなのですが、19世紀頃には誰もが丘の上に
小さな豊かな土地ーつまりチェッレ「細胞」ーを持っていました。それで「一番豊かな土地チェッレで出来た最高のワインを」と言う意味が込められているのです。
ビンテージ : 2018
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン100%
タイプ:赤ワイン、樽、辛口
熟成:フレンチオーク樽で6ヶ月、3ヶ月瓶内熟成
アルコール度:14.5%
テイスティング ノート:紫色の反射を伴う濃いルビー色。深い色の果実特にブラックベリー、プラム、スグリ等の香りが特徴的で心地良さに包まれます。オーク樽の短い熟成が優雅さと複雑さを与えた濃厚な赤ワインで赤い果実の香りが持続的に続きます。エレガントでビロードのような口当たりは全ての食事に最適です。