プロセッコ・スペリオーレ・ヴァルドビアーデネ・エクストラドライ- コスタロス社
プロセッコの産地コネリアーノ市にセレナワイン1881・コスタロス社は家族経営の会社で1881年から五代に渡ってワイナリーを育んできました。セレナ家は長年蓄積してきた経験とワインに対する情熱、知識と努力に誇りに持っています。耕作面積は6ヘクタール。現在ではワイナリー以外にも母屋をスタイリッシュに改築しお客さんへのおもてなしも始めています。
イタリアでは「コネリアーノ産のワイン」と言うだけで最高級ワインを意味するほどです。プロセッコの歴史は、イタリア北東部の丘陵地帯である ヴェネト州 ヴァルドッビアデーネで始まりました。収穫には困難な地ですが、ブドウ園は自然に囲まれた息を呑むような風景が広がっています。その上、歴史と芸術の宝庫で「コネリアーノとヴァルドッビアデーネの丘陵群」はユネスコ世界文化遺産として認められました。
急傾斜の丘陵、チリオーニと呼ばれる棚田のような狭く小さな ブドウの棚段と背景にある森、小さな集落、農地などの景観が特徴的です。このようなブドウ作りに最適な土地に3世紀以上に渡り、ベネト州のワイン生産者達はプロセッコ・スペリオーレ用にグレーラ種のブドウを栽培してきました。1876年にはイタリア初のワイン製造習得のための学校も設立されました。
独自の高品質、並外れた特性そして百年以上の信頼、業績により現在イタリアのプロセッコは以前フランスのシャンパーニュにしか与えられなかった栄光を与えられることになりました。
2009年にこのコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネ地域がプロセッコD.O.C.G.として認められました。(D.O.C.G.とは統制保証付き原産地呼称ワイン Denominazione di Origine Controllata e Garantita デノミナツィオーネ・ディ・オリジネ・コントロッラータ・エ・ガランティータの略。イタリアワインの格付けで最上位の等級。)
プロセッコの生産地域はヴェネト州全域から隣接するフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にまたがりますがこの規定によりコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネ地域以外であったりD.O.C.G.規定を満たしておらず、しかしD.O.C.規格内のものを「D.O.C.プロセッコ」とし 世界で増大している需要に応える形にされました。( D.O.C.とはDenominazione di Origine Controllata デノミナツィオーネ ディ オリジネ コントロッラータ 統制原産地呼称ワインの略。すべての生産過程において規定された必要条件を満たしているかどうかの審査に通ったワインのことである。)
コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネ・プロセッコ・スペリオーレD.O.C.G.の認定を受けるためにはグレーラ種が90%以上必要です。グレーラ種の特徴は、白い果実、野草、アカシア等のフルーティーでフローラルな香りが特徴です。辛口でバランスの取れた味でミネラルや生き生きとした酸味があります。
2019年にはコスタロス社の丘一帯がユネスコ世界遺産として認められました。このお蔭でヴァルドビアデーネはさらなる名声を得ました。
生産地:トレヴィーゾ県、ヴァルドビアーデネ地域、ヴェネト州
ビンテージ : NV
ブドウ品種:グレーラ 90%、シャルドネ、ピノビアンコ、ピノグリジョ 10%
タイプ:白ワイン、スパークリングワイン
熟成:ステンレスタンク、マルティノッティ方式
アルコール度: 11%
コスタロスの所有する6ヘクタールの最良の畑のブドウから造られるエクストラ・ドライ。マルティノッティ⽅式により製造されたフローラルでフルーティーな⾹り。キメ細い泡⽴ちとしっかりしたボディーが特徴のワイン。
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