クワルターラ − ルナロッサ社
ルナロッサ社はまだ歴史の浅い若い会社です。しかしながら伝統と豊穣な大地から醸し出す素晴らしい香りと魅力をボトル1本に詰め込む情熱でいっぱいです。ルナロッサ社のワインは、世界的ワイナリーたらんとする心意気とカンパニア州ならではの伝統に基づく独特なぶどう園の個性の賜物なのです。それが得も言われぬ魅力となり人々を引き付けるのです。環境への影響を最小限に抑える努力も怠たらない努力も惜しみません。
その為の生産技術、ワイナリーとワインセラーの維持管理に最新システムを導入しワインの最高品質の追求と同様に環境にも細心の注意をはらっているのです。
クワルターラはサレルノ丘陵地帯で造られるフィアーノ。長時間マセレーションによる醸造。茎の除かれたブドウは醸造所にしつらえられたクワルタルと呼ばれるテラコッタの容器の中で発酵。自然の温度にまかせため外気の影響を受け、冬の間はまるで地下に保管されたような環境となる。
当社のクワルタールは250リットル容量で、茎の除かれてすぐのブドウが入れられ自然発酵が始まると、発酵による炭酸ガスが放出されるように研究されたテラコッタの蓋で閉められる。木に替わり、またステンレスのような“冷たい”容器がワイン醸造に与える影響なしに、“生きた”容器内での醸造を試みようとテラコッタによる古代の醸造法が数人の人達を掻き立てたのである。
発酵終了後、ワインは果皮と澱と共にクワルテラ内で寝かされる。
移し替えの後、大樽熟成。
酒精強化、フィルターはされずボトリングされる。
生産地:サレルノ県、カンパーニャ州
ヴィンテージ: 2017
ブドウ品種:フィアーノ 100%
タイプ:白ワイン、アンフォラ(陶器製壺)内での発酵と浸漬、辛口
熟成:アンフォラ3ヵ月、樽10ヶ月間、10ヶ月瓶内熟成
アルコール度数:13%
⾹りは、アニス、サンザシ、アヌルカりんご、アカシア、栗の花の蜂蜜、オレンジのつぼみ、カミルレ。⼝蓋に広がる味は新鮮で、⽢い渋みと微かな酸味がほどよく釣り合っている。ローマ時代のワイン作り⽅で発酵はテラコッタの壺に⼊れての貯蔵で進⾏させている。
ラザニア、ヒヨコマメ、炭火焼のエビ、イカ、ジャガイモ、ヴィチェンツア風バッカラのような、しっかりした味のお料理。ブルーチーズ。